石材に発生する様々なトラブルにお応え(お答え)します
ホーム 「石にワックス?」
プロ用から一般用まで種類も多く、そのほとんどがホームセンターやネットショップで
簡単に手に入れる事ができる「ワックス」は、塗るだけ簡単に美しい艶・光沢が得られ事から、
「コーティング」と言えばワックスを連想されるのではないでしょうか?
この「ワックス」は、基材表面に皮膜(塗膜)を形成し保護を行う「塗膜性保護剤」に分類されます。

では、石にワックスを塗るとどの様になるのでしょうか。
ここでは、一例をご紹介いたします。
 
長い年月をかけてワックスを塗り重ねられた床面、見た目や風合いは石と言うよりも「タイル」
バーナー仕上げ部分にワックスが塗り重ねられ、磨き部分とのコントラストが無くなっています。
本来のバーナー仕上は、この様な感じです。
 
濡れた石が乾きかけているように見えますが、人がよく歩行する「導線上」の
ワックスが剥がれてしまっています。
(ワックスが剥がれた部分のその先には集合ポストが設置)
 
磨き部分はバーナー仕上げ等と比較し、吸水率が低い為、密着しにくい事もあり、
こちらも写真のように剥がれが発生しています。見た目も大変汚く、美観を大きく損ないます。
 
通常、外部などの雨や水がかかる部分にはワックスは使用されません。
写真は風除室から一歩先の外部は、ワックスが塗られておらず
写真のような分かれ目が出来ています。
ワックス自体が汚れを拾う、その上にワックスを塗る、汚れを拾うが繰り返され、
結果的に何も塗られてない玄関ポーチの方が綺麗に見えてしまいます。
 
「石にワックス」その全てが悪い事はありませんが、正直なところ今まであまり印象の良い物件に
出くわした事がありません。ワックスが塗られている現場のほとんどが、
ご紹介した写真のようになっています。
何もしないほうがキレイと言った事になりかねません。
 
手軽で簡単に・美しい艶・光沢を得る事ができます。
しかし、それはしっかりとしたメンテナンス・管理があっての事。
美観の保たれない建物の資産価値は当然ながら下がってしまいます。                  
 
ワックスと比べて、金額が高いかもしれません。
イニシャルコストもかかるかもしれません。
テカテカを好む人には物足りないかもしれません。
しかし、素材(基材)の良さを生かしながら、建物自体のデザイン性、美観を維持し、
頻繁に剥離や塗り直しを行わなくても、その時・その場所に合った清掃や洗浄などの
メンテナンスを行う事でランニングコストを下げつつ、資産価値を維持する事ができます。
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